高校3年生の唯史は、クラスメートの公太に秘かな恋心を抱いている。
そんな夏のある日、一緒に登校していた唯史と公太は、同級生たちから「おかま」とからかわれる。それ以来公太は、唯史を避けるようになってしまった。
失意の唯史は学校をさぼり、あてもなくひとり電車に乗った。そこに偶然乗り合わせていたのが、唯史が生まれて初めて目にするゲイカップル、宏毅と慎二だった。それをきっかけとして事態は、誰も予想しなかった方向へと転がっていく。
2007年に公開されるやいなや、世界各地で上映され話題を呼んでいる。