■永易至文(編集者、ライター)
私は香川のとなり、愛媛県の生まれですが、四国という保守的で、地縁血縁が濃い土地柄は、よくわかっているつもりです。そうした場所で、セクシュアルマイノリティの問題を問いかける映画祭が、当事者のみならず、地域の協力者とのネットワークを築きながら、すでに4回を数え て続いていることに、心からの敬意と感謝を送ります。
私たちセクシュアルマイノリティは、日本中、どのまちにもいます。私 もかつては四国に生きるゲイでした。
この映画祭が、セクシュアルマイノリティの仲間を勇気づけ、その家族や友人の理解を深め、希望ある社会を作っていく端緒となることを信じてやみません。